この想いを君に…4

「光、行け!」

ヘアピンの立ち上がりでパパが叫んだ。

周りが一瞬、静まり返る。

だって、パパ。

今まで二人のうち、どちらかだけを応援する事なんてなかった。

みんな平等に。



でも。

今回は違った。