この想いを君に…4

『ほら、睦海…』



一瞬、見えてはいけないものと、聞こえてはならない声が…



いや、まさか、そんな…

勝手に身体が動いて全てが完璧に出来ていた。



自分の意識がまるで別次元。

1周、1周ラップを重ねる毎に全ての感覚が研ぎ澄まされる。



周りに知樹や智道が走っているはずなのに。

何も気配を感じなくなった。

ただわかるのはあたしの呼吸。