ちょっと、学さん?
今、好きな女って言ったよね?
なのに、続けて普通に会話してるし。
それもまた、いつもの冗談なの?
『千夏ちゃん?聞こえてる?
自分がいる場所がわからないなら、何か目印とかもしくは電柱に住所表示とかないか?』
「……横浜」
『横浜?』
「そう、前に学さんが連れてきてくれた港の見える公園にいる」
『OK。
30分で行くから、そこ動くなよ、いいな?
なんなら、このままつないでおくか?
ハンズフリーにセットしたから、話しながらでも運転できるぞ』
「え、だめだよ。
それって注意力散漫になるから危ないって、前にテレビでやってもん。
家に電話したいし、一回切る」
『わかった。
じゃあ、絶対そこを動くなよ。
何かあったらすぐ電話しろ?』
「わかった、じゃあね」
私は電話を切った。
今、好きな女って言ったよね?
なのに、続けて普通に会話してるし。
それもまた、いつもの冗談なの?
『千夏ちゃん?聞こえてる?
自分がいる場所がわからないなら、何か目印とかもしくは電柱に住所表示とかないか?』
「……横浜」
『横浜?』
「そう、前に学さんが連れてきてくれた港の見える公園にいる」
『OK。
30分で行くから、そこ動くなよ、いいな?
なんなら、このままつないでおくか?
ハンズフリーにセットしたから、話しながらでも運転できるぞ』
「え、だめだよ。
それって注意力散漫になるから危ないって、前にテレビでやってもん。
家に電話したいし、一回切る」
『わかった。
じゃあ、絶対そこを動くなよ。
何かあったらすぐ電話しろ?』
「わかった、じゃあね」
私は電話を切った。


