「相手がどうこうじゃないんです。
私、……キスしたことないんです」
小さな声でそう言うと、ナッキーさんは大きく頷いた。
「そっかあ。
それは、うん、大問題ね。
ファーストキスがドラマの撮影になっちゃうわけか」
私はまたこくんと頷いた。
「ちなみに聞くけど、千夏ちゃん、今彼氏は?」
「いません」
「そう。
じゃあ、好きな人は?」
そう聞かれて、私の心臓はコクンと頷いた。
でも実際にはうんともすんとも答えられなかった。
学さんが好き。
でも、それは誰にも言えない秘密の想い。
少なくとも、このドラマ撮影中は知られるわけにはいかない。
私、……キスしたことないんです」
小さな声でそう言うと、ナッキーさんは大きく頷いた。
「そっかあ。
それは、うん、大問題ね。
ファーストキスがドラマの撮影になっちゃうわけか」
私はまたこくんと頷いた。
「ちなみに聞くけど、千夏ちゃん、今彼氏は?」
「いません」
「そう。
じゃあ、好きな人は?」
そう聞かれて、私の心臓はコクンと頷いた。
でも実際にはうんともすんとも答えられなかった。
学さんが好き。
でも、それは誰にも言えない秘密の想い。
少なくとも、このドラマ撮影中は知られるわけにはいかない。


