『どうゆうこと…?』 もう一度、目の前にいる彼女に尋ねた。 冬の帰り道 寄り道をしていた僕たちは、真っ暗になった辺りを見回した。 帰り道にある土手で 隣に君を感じながら 僕は涙を必死にこらえていた。 中学3年の僕たちには もう時間がない… 「だからね、東京の高校に行くことになったの。」 白のマフラーで半分口元が隠れている君でも 淡々とした表情なのが分かった。 .