太陽に向かって目を閉じて
フワフワの毛並みが風に揺れる。


ポカポカの畳に横になって
冬の匂いを全身に浴びる。


無防備なお腹をそっとつついて
伸びた前足の肉きゅうを触る。


時間がゆっくり流れてる気がした。
時々ピクッと耳が動く。


ゆさゆさ揺れるシッポを眺めて
ゴロンと向きを変える愛しい君をそっと抱きしめる。


今日は少しだけ
時計の存在を忘れよう。


暖かな温もりに包まれ
日溜まりのなか小さな頭にキスをした。


おやすみ、愛しの子猫ちゃん。