「菜月っ!!

ちょっと来なさい!!」

ドアが開いたほうを見ると

お母さんがあたしを呼んでいた。

「えっ??」

「早くっ。」

お母さんに焦らされて

あたしは小走りで

お母さんのほうに行った。

「何??」

「んふふー♪

ちょっとイスに座りなさい。」

お母さんはそう言うと

あたしをリビングのイスに座らせた。

「何するの??」

あたしが聞くとお母さんは

紙袋の中から何かを取り出した。

それは…――