「そういやさー

宏祐って彼女できたのー??」

帰り道

友里はこうちゃんに

そう聞いた。

「あぁ、こないだ別れたー。」

彼女…いたんだ。

「えっ。

あ、そーなんだ…。

なんか…ごめん…」

友里はそれを聞いて

申し訳なさそうに言った。

「ばぁーか。

そんなに落ちこんでねぇよ。

気にすんな。」

そう言ってこうちゃんは

友里の頭をコツンと叩いた。

「………うん…。」