「ちょっ……やめてっ!! 離して…!!」 あたしは後ろに さがろうとしたけど 木があったからさがれなかった。 すぐ前には…藍田くんがいる。 こわいっ……!! 「侑斗より俺のほうがいいよ。 きっと……ね??菜月ちゃん。」 「いやっ…!!離してっ!! ゆうとーっ…!!!」 やだっ…やだ…侑斗…! 助けてっ…… 「誰もこないよ…?? 裏庭なんかにめったに 来ないっしょ。諦めなよ… 侑斗じゃなくて…俺にしようよ。」 「いやぁっ…!!」 バキッ──…!!