次の日。登校日で学校に行ったから、友達にその話をした。
「それ、都市伝説だよ。『ミサキさんのお誘い』ってヤツ」
「『ミサキさん』って…、あの?」
この辺りじゃ有名な怪談話、『ミサキさん』。
海に面したこの町にある岬に出ると言う幽霊である。
その岬に立っている洋館は、今は廃刊になっているが、昔はちゃんと人が住んでいた。
かなりのお金持ちが住んでいたらしい。
一番偉い人…当主サマは、かなりの人格者で、色んな人から慕われていた。
でも、可愛がっていた長男が死んでから、その人柄は一変。
血も涙もない様な人になってしまった。
当主サマが恐ろしくなり、皆が大人しくしている中で、弟の息子(弟とか、姉の婿とか、諸説ある)だけは、その姿勢に注意をした。
だから、その男の人は殺されてしまった。
それが…、ミサキさんの話。あまり古い話ではないらしい。
「その『ミサキさん』が、その動画を通じて、お迎えに来るんだってさ」
お迎えって…
「つまり、見たら……、死ぬって事?!」
「どうせ噂でしょ?」
「だよ、ね」
そうは言ったけど、不安はなくならなかった。
「それ、都市伝説だよ。『ミサキさんのお誘い』ってヤツ」
「『ミサキさん』って…、あの?」
この辺りじゃ有名な怪談話、『ミサキさん』。
海に面したこの町にある岬に出ると言う幽霊である。
その岬に立っている洋館は、今は廃刊になっているが、昔はちゃんと人が住んでいた。
かなりのお金持ちが住んでいたらしい。
一番偉い人…当主サマは、かなりの人格者で、色んな人から慕われていた。
でも、可愛がっていた長男が死んでから、その人柄は一変。
血も涙もない様な人になってしまった。
当主サマが恐ろしくなり、皆が大人しくしている中で、弟の息子(弟とか、姉の婿とか、諸説ある)だけは、その姿勢に注意をした。
だから、その男の人は殺されてしまった。
それが…、ミサキさんの話。あまり古い話ではないらしい。
「その『ミサキさん』が、その動画を通じて、お迎えに来るんだってさ」
お迎えって…
「つまり、見たら……、死ぬって事?!」
「どうせ噂でしょ?」
「だよ、ね」
そうは言ったけど、不安はなくならなかった。