一瞬のきらめき。


ーーーーガタッ!





慌ててイスから立ったらみんなに注目されていた。





「えーっと、立花くるみです。…緑ヶ丘中出身。えー…趣味……んーっと音楽です。ライブに行ったりします。よろしく。」





言い終わって一気に体中が熱くて汗だくになった。





「はい、じゃあ次!中川!」





私の後ろは中川さんらしい。






オレンジがかった茶色のショートカットに透き通るような白い肌。





まるでフランスのお人形サマみたいな品がある顔立ちのとてもキレイな子だった。





スラッとした細長い手足で背も後ろから数えたほうが早いくらい。






周りを見渡してみると、男女関係なくみんな憧れて見てるようなまなざしだった。






「中川マリコ、英語が好きです。よろしく。」







えっ、終わり?






早っ!そんな短くていいのか。






少し冷めたような表情に見えた中川さんはイスに座ってからも下を向いたまま、自己紹介に興味ないようだった。





中川さんの視線の先は窓の外に見える薄いピンク色に染まった自転車置き場に咲く桜だった。



思わず横顔がキレイで見とれてしまった。