一瞬のきらめき。

「翔ー!起きたかー?おせーぞっ!」








砂浜からこうすけがまるでここがライブハウスのように、右手でタオルを持ち上げてグルグル回していた。







「おー、わりー今行く。」








少しかったるそうに翔が車から出た。







後から来た私たちは折りたたみの机を出したり買い出しにジュースを買いに行ったり準備に忙しかった。






私は水着姿を見られたくなかったので下には水着を着ていたけど、水着の上にTシャツを着ていた。






数日前、海に行くことを話たらひとみが水着買いに行くのに面白がってついてきたのだ。







候補は他にもあったのに、一番露出度がある赤い三角ビキニを強制的に勧められた。







ひとみは、「似合う似合う!これにしよっ」と言いつつ勝手にレジまで持っていってしまい、店員の前でうまく断れずに買ってしまったのだ。










翔は準備が落ち着いたのか、折りたたみイスに座ってうちわで暑そうにあおいでいた。








ふと、目が合った。






「お前暑くねぇの?早く脱げよ。」







けげんそうな顔をして私の服装を確認した。








そりゃ暑いけど…。






翔がなにかを察したように私を見てニヤっとした。







「俺が脱がせてやるよ。」







……はい?







私はジリジリと後ずさりして逃げようとしたが、後ろから手を押さえつけられてTシャツを脱がされた。







翔は私の水着姿を上から下まで見下ろした。







もっとダイエットしとけばよかったよ。






「俺いつも見てんじゃんっ!水着いいんじゃん?」