一瞬のきらめき。

翔はお母さんのこともあまり好きじゃないみたいでいつもひとりで苦しんでいた。







それでも私がそばにいるときは気が紛れると言ってくれた。






翔の心は深く傷ついているようだった。





私には入り込めないなにかを感じた。







学校ではしゃぐ男子達の中にいてもどこか隅のほうでひとり大人びた表情をしていた。







今になってなんとなく分かった。







翔は寂しかったんだ。









私たちは毎日一緒に過ごした。







少しでも翔になにかしてあげたくて。







翔のそばにいたくて。







時間があれば肌を重ねた。







それでも時折寝ている翔は涙を流していた。







苦しそうにする翔を私は抱きしめた。








翔は1日に何回も求めてきて寂しさを紛らわしているようだった。







私もそれに答えた。






少しでも翔の傷が和らぐように…。