一瞬のきらめき。

チャリン、カシャン。







機械の音楽が鳴り始めた。








翔は巧みにアームを動かす。







「あー、だめかー!オラもう一回だっ。」







かわいくつぶやいていた。







私は思わず笑った。






ボコン。







3回目のチャレンジでオレンジのクマが取れた。







「ありがとー!!」






「予定と違ったけど。」







翔は苦笑いした。







私たちは最後にプリクラを撮って帰った。







写真が苦手な私だったけど、翔が笑わせてくれてたのでどれも笑顔で写っていた。







私たちはこの日を境によく4人で遊ぶようになった。










数日後の朝。







私は毎朝歩きで通っていたという翔をちゃりの後ろにのせて学校に通うのが日課になっていた。







風が冷たくなってきて本格的な秋に入っていた。







それでも私は翔と話すことで舞い上がっていて、毎日寒さを忘れていた。








しばらくチャリをこぐといつもの曲がり角で翔が待っていた。







「乗せて。」







翔は少しだるそうに乗ってきた。






あまり寝ていなかったのかすごく眠そうだった。







私はしばらくこぐと背中に重みを感じた。







翔が私の背中に頭をつけていた。