一瞬のきらめき。

朝の出来事を思い出した。






心の奥のドアが気になったけど、気にしないことにした。







憧れは憧れ。







彼は遠い存在。







学校のみんなの人気で私も憧れる存在。






現実じゃない。







私は町田くんとつきあうんだし。







教室にたどり着いて私たちは体育着に着がえながら朝ごはんを食べ始めた。







「マリコ、昨日茂くんたちから電話きた?」







マリコはファーストフードのポテトを食べながら答えた。







「あー、きたきた。なんか男子を兄弟とか恋人に例えるなら誰がどれみたいなやつ?」







「そうそう、なんて答えた?」







私はツナサンドをひとくち食べてマリコの答えを待った。







「えー、あれあたし選びたくないからどれもイヤって言ってやった。あたさの好きなタイプとかいないし。」







チキンバーガーの包みを開けながらマリコが言った。







「そっか、マリコはがっちりしたマッチョが好きだもんね!」







うちのクラスにはいないタイプだ。







マリコは休みにボクシングを見に行ったりする格闘技好きだった。