一瞬のきらめき。

私は少し考えて、とりあえず出てみた。







「……も、もしもし?」








「あ、くるみちゃん?俺同じクラスの茂だけど…。」







同じクラスの茂、少し話したことはあったけどアドレス交換とかはしてなかったな。







「あー…うん、茂くん?どうしたの?」






「昼間かなえに番号教えてもらってさ、少し話しがあってさ。」







かなえは同じクラスの女の子でどちらかというと、男子と仲が良かった。







「話?あー…ちょっと待ってて。」







本屋の入り口で電話をしていた話しは店の静かさとレジのオバサンの視線が痛くて慌てて店の外に出た。








「ごめん、話って?」






さっきより雨の音が大きくなった気がした。







「それなんだけど、俺じゃなくてマッチわかるっしょ?マッチが話があるんだって。代わるわ。ちょっと待ってて。」







…マッチ……、同じクラスの町田陸。







中学の頃からマッチ棒みたく背が高くて細身で頭がでかかったから、あだ名がマッチになったと言うウワサもあった。







マッチとはまだ話したことはなかった。