一瞬のきらめき。

何を話しているかは聞こえなかったが、どことなく2人の間には距離があって仲良く話してるようには見えなかった。








女の子が話し終わって私たちがいるのに気づき走り去って行った。







私とマリコはなんとなく感じとって目を合わせた。






今のはきっと告ってたんだ…。






…そしてふられたんだ……。







翔も私たちに気づいた。







私たちは気まずくなって逃げるように理科室に入り、扉を閉めた。







「隣のクラスの翔くんだったよね。まったくモテ男だねー。あたしは興味ないなー。」







出席番号の順番の席を探してマリコが座った。







「うちのクラスの女子も何人か狙ってるらしいけど、断られたりしてるみたいだね。彼女いんのかもね。」







今日やる実験のプリントをパラパラめくりながらマリコが言った。






私はなんとなく自分とさっきの女の子が重なったようで気分が暗くなっていた。






なにも気にする必要ないのに。







話したこともないんだし。







私はこれまで何度か廊下とかで翔を見かけていた。