一瞬のきらめき。

「次実験だったよね!理科室一緒に行こうっ!」






後ろの席のマリコが話しかけてきた。






入学式の日、初めてマリコを見た時は大人びた表情をしていて話しかけにくいなーって思ってた。






キレイな子だから変に緊張してしまっていたっていうのもあるけど。







女の子同士なのに変だよね。







席が近いこともあり、授業中やら当番で一緒になることが多くて2人の間の冷たい壁はいつの間にか無くなっていた。






今は1番話す仲良しの友達になった。







モデルのようにキレイでツンケンしていたイメージとは違って、マリコは気さくで思ったより話しやすく、思ってることを素直に口に出すような接しやすい子だった。







その容姿から他クラスからも先輩からも人気があった。







それでも本人はモテていることを全然気にしていなくて、恋愛にはあまり興味がなさそうだった。









明るい日差しが2階の廊下を優しく照らしていた。







「じゃあ最近この辺に越してきたんだ?地元は下町?」







マリコはヨーロッパな外見とは違って小さい頃から下町で育ったらしい。