一瞬のきらめき。

顔が熱い。






赤くなってるかも。





なんか話せたらいいのに、声が出てこない。






「…あ、あの……」






意を決して声を出した時だった。






「翔!一緒に帰ろ~。どっか寄らない??あたしクレープ食べたい。行こっっ。ねっ、早く!!」






同じクラスの女子なのかやたら慣れたように話しかけていた。






なにもなかったように2人は自転車であっという間に帰ってしまった。








翔くんって言うんだ。







モテるんだな。






…今の人、翔って呼び捨てだったけど彼女かな。







私にはハードル高すぎる。










案の定、翔は先輩からも人気で学校中の女子からモテていた。







ますます遠い存在だなって感じた。






入学式から2週間、みんなクラスにもだいぶ慣れてグループ分けが進んだ。







私はというと広く浅くって感じで分け隔てなく、みんなと話せるようになっていた。







もともとそんなに人見知りも激しくないから浅く作るのは簡単だった。