ごめんなさい。

とても小さな声で謝った

「聞こえねーなぁ」

木下さんは意地悪そうな笑顔で
ケロの頭をクシャッとした。

す、す、すいません!

店内に響き渡るほどの大きな
声で再び謝った。

「よろしい、支度しておいで」

今度は優しい笑顔でケロに
笑ってくれた。





ホッと

ドキッと


した。