キミのとなり。

トモと同じで、私もこの状況が把握できなくて言葉が出ない。


「……なん、で……」


トモがここにいるの……?


やっと出た言葉も途切れてうまく声にならない。


「バイト終わったらDVD取りに来るようにメールしといたんだ」


私の疑問に答えたのは修ちゃん。


「その頃には観終わってるだろうと思って」


そう言ってDVDをトモに差し出した。


トモはさっきと同じ場所で立ち尽くしている。


「千鶴? 泣いてた……のか?」


涙に濡れた私の目を見て、トモは驚いたように目を見開いている。


「え……あ、これ……は」


トモのことで、なんてもちろん言えるわけなくて。


なんて言おうか、混乱している頭で考えていたら、

「智明さ」

と、私が言葉を返す前に、修ちゃんがトモに話しかけた。