キミのとなり。

「……そっか」


小さく返事をしたきり、何も言わない美咲。


トモが、好き?



トクン



心の中で呟いた言葉に反応するように、胸が小さく音を立てた気がした。


トモも修ちゃんも大切な幼なじみで、兄妹みたいな存在だと思ってた。


2人に『彼女』って呼べる人が出来たら、やっぱりイヤな気持ちになるのかな……?


私から離れていっちゃったら、寂しい気持ちになるとは思ってたけど……。



「……ところでさ、そろそろ行かないと怒られそうじゃない?」


ロッカーに手をついたまま自問自答していた私の横で、美咲が壁にかかった時計をチラリと見た。


「え……あーっ!」