黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「まあ、力を貸して欲しいときはいつでも言ってきてくれ」

 満足したジョージはお腹をさする。

「すまんな」

 ベリルに軽く手を挙げて応えると、去っていった。

「?」

 なんだろう?

 ノインは、男が持ってきた大きな袋の中をのぞき込む。

「!」

 あ、これC-4(シーフォー)──プラスティック爆弾の材料──だ。凄い量だな、50kgはあるんじゃない?

「80kgだ」

「どうするの? こんなに」

「戦闘以外にどう使う」

 それに怪訝な表情を浮かべたノインに、ベリルが眉をひそめる。