黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「食材はどうしたの?」

「デリバリーだよ」

 冷蔵庫からアイスティーを取り出す。

「! ああ、なるほど」

「顔は洗ったか」

 イスに腰掛けようとしたノインに洗面所を示した。

「ええ~?」

 ノインは鳴く腹を押さえ、足早に顔を洗ってキッチンに戻る。

「いただきますは」

 手を付けようとしたノインに、すぱっと言い放った。

「……いただきます」

 割と細かいのね、男のくせに……両手を合わせて渋々つぶやくと、待っていましたとばかりに口に含んだ。