黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~


 朝──ノインが目を覚ますとベリルが帰り支度をしていた。

「どっかに行くの?」

「住処に戻る」

 発して、ノインに着替えるように示した。

 組織を攻撃算段も立てなければならない。

 ノインがベリルの弟子という形になったため、住処に戻る事にしたのだ。

 昨日、買った服に袖を通したノインは、ベリルと部屋をあとにする。