黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「処で」

 おもむろにベリルが発する。

「調べたい事があるのだが」

「なに?」

 聞き返したノインに視線を合わせて一度、目を閉じ再び目を開く──

「!?」

 その殺気と存在感に体が震えた。

 今まで隠していた“気”を一気に解放したベリルの周りにすさまじいオーラを感じ取った。

 普通の人間なら、その視線に恐怖してもおかしくないほどの鋭さがある。