黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~


 ホテルに戻り、ベリルは何かを取り出すと、

「ノイン」

 呼んで投げ渡した──携帯端末だ。

「持っておけ」

 いぶかしげな表情を浮かべているノインに、

「稼げるようになったら変更する」

「ありがと」

 考えてるコトわかったんだ……あたしには、携帯なんか支払ってる余裕無いもん。