店から出て、ノインは歩きながら両腕を上げて伸びをした。

 今まで食べたことないような料理ばかりだった、特しちゃったな……ペロリと舌を出す。

「あ」

 ふとノインは一軒の店に目が留まり、ベリルがそれに目線を向けた。

 色々なアクセサリーを販売している店のようだが、高価な品物という訳でも無さそうだ。

 明るい雰囲気とポップなBGMが嫌味なく店内に流れている。