「あたしの頭だけじゃ、どうも解決出来そうに無いのよね。だからさ」

「金は」

「! 学費払ってくれるんでしょ」

「それは別の話だ。頼むのなら正式に依頼してもらいたい」

 がめついわね!

「いいわよ。働いて払うから」

「いいだろう」

 ベリルはノインを自分の車へ促した。