黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「ふざけるな。200年も生きてるから、頭が鈍ってるんだろ」

「は?」

 キョトンとしているベリルを無視し、引鉄を引く。

 それはベリルのすぐ横をかすめた──

「!」

 また外れた?

 ベリルは、舌打ちをしたノインに駆け寄り抱きしめた。

「!? なっ?」

 驚いた刹那──まばゆい閃光が走り、激しい衝撃にノインは意識を失った。