黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~



 もうすぐ基地の入り口にさしかかるベリルとノイン──

「走れ!」

「走ってるわよ! あんたとは、体力が違うんだから……ね」

 ベリルは、荒い息を必死に整えながら走るノインの腕を掴む。

「ベリル! ノイン!」

「!」

 業を煮やしたメイソンが車で迎えに来た。

 2人はそれに転がるようにして乗り込み、基地から全速力で遠ざかる。