黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「!」

 時限発火装置だ……ノインはすぐに理解した。

「!」

 目の前まで接近されたボスは、見下ろすエメラルドの瞳に声も出ず呆然と見つめる。

 ベリルは、固まっているボスに目を細めジュラルミンケースにソレを取り付けた。

「10分後に爆発する」

「なんだと!?」

 必死に時限発火装置をはがそうとするが、ソレはぴたりと張り付いていて剥がせるものではなかった。

 ジュラルミンの中身だけ取り出そうにも、フタとの境目に設置されている。