黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

 いくつものディスプレイが設置されていて、他の班も画面に映し出されていた。

 メイソンたちは建物の見取り図を探し、ベリルは画面をあちこち切り替えている。

「見取り図があったぞ」

 メイソンが、中心に置かれているデスクに見取り図を広げる。

「ある程度制圧したと感じたら建物の外に待機」

「!」

 ベリルの指示に、メイソンたちは怪訝な表情を浮かべた。

「敵はほとんど逃げ出している。周囲を警戒して待機」

 メイソンが他の班に指示を送る。

「お前たちもだ」

「どういうことなんだ?」

「この先は単独で行う」