黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~


 撤収作業も終わり、車に乗り込む際にメイソンはノインにあるものを手渡した。

 ヒップホルスターに入れられたハンドガン2丁と、芸術性の高い大小のナイフ2振り。そしてヘッドセットが2つ。

「そのヘッドセット、一つはあんたので一つはベリルのだ。ハンドガンとナイフも、ベリルと合流したら渡してやってくれ」

「解った」

 ノインは、ナイフを鞘から抜いてみた。

 よく手入れされた美しいナイフ──ベリルはサバイバルナイフよりも、こういったナイフを好む。