黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「この大きさからして、ここは弾薬庫じゃないか?」

「ここは兵士の施設っぽいな」

 仲間たちが口々に言い合っているのを、ノインは静かに見つけていた。

 あたしはこの組織にいたから何か知ってたら教えたいんだけど、本拠地がどこにあるかすら知らなかった。

 解ってる。あたしは、ただの人殺しの道具でしか無かった。だからこそ、あたしは過去の自分から抜け出すためにも、ここから逃げちゃいけないんだ。

「そういえば、サイスの方はどうなってるの?」

 それにメイソンは、

「あっちはシェリーがリーダーだ。あいつは、あそこで育った奴だからな」

「!」

 あたしと同じ人がいるんだ。