黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~


 ベースキャンプに戻ってきたノインたちは、慌ただしく準備を進めた。

「発信器の調子はどうだ」

 メイソンとノインが深緑のテントに入る。

 そこには、ずらりと電子機器が並べられていた。

「順調だよ」

 1人の青年が応える。

「!」

 発信器……そうか、ベリルが飲み込んでいたのは発信器だったんだ。

 ノインが画面をのぞき込むと、青年が見ているのはどこかの建物のようだった。

 おそらく、組織の本拠地だろう。

 内部が解らないため、大きなデスクに乗せられている見取り図もおおまかに区切られているだけだ。