黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「奴らを確実に殲滅するためなんだ。すまない」

 メイソンは、彼女の手にそっと手を添えた。

「……いいわよ。あたしが助け出すから」

 苦虫を噛みつぶしたような顔で、声を押し殺してつぶやいた。

「ベリルと合流するまでリーダーは俺だ」

 灰色がかった茶色の髪に青い目、彫りの深い顔立ち。割と男前ではある。

「俺の命令に従って貰う」

「解ってる」

 車に乗り込んだノインは、助手席でぶっきらぼうに応えた。