黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「本拠地は掴んだ。だが、内部が掴めない」

「! ベリルがわざと捕まったってコト?」

 みんなは知ってたんだわ、どうしてあたしには教えてくれなかったの!?

「お前に話せば反対するだろうからと黙ってるよう言われていた」

「当り前でしょ!? あいつらは今までベリルが捕まってきた組織とは違うんだから! きっと酷いコトされるわよ。人間を人間と思ってない奴らなんだからっ!」

いくら死なないからって、痛いんでしょ? 苦しいんでしょ? あたしじゃ、あなたを守れないから?

 ノインは、メイソンの胸ぐらを掴んだままうつむいた。