黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「!? ちょっ! あんたたちっなにしてんのよ!」

 声を上げたノインの足下に、男の1人が威嚇に一発放った。

 ノインはすかさず近くの車を盾にした。

「メイソン! ベリルが!」

 ハンドガンを手にしてメイソンに目を向けると、彼の表情には妙な落ち着きが見え隠れしていた。

 ノインは立ち上がり、走り去った車の影を見つめる。

「どういうコト?」

 メイソンに声を低くして尋ねた。

「作戦の初期段階だ」

「だから! どういうコトなのよ」

 メイソンの胸ぐらを掴む。