黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「これくらいだろう」

「お前、いつもそんなに隠し持ってるのかよ」

「癖でね」

 持ち物について話し合っているようだ。

 いぶかしげに見つめるノインの目に、小さな機械が映る。

「で、これが」

「うむ」

 ベリルはすいと手に取って、ゴクリと飲み込んだ。

「持続時間は」

「一週間くらいだと思う」

「ノイン」

「!」

 ベリルは、横で見ていたノインに“オメガ”の入ったカートリッジが込められたハンドガンを手渡した。