黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「え、え?」

 なんなんだろう、どんどん人が集まってきた……たたみ掛けられる質問や言葉に、ノインは少しめまいを覚えた。

「そのくらいにしてやれ」

 その声に一同が振り返った先には、ミリタリー服に身を包んだベリルが笑みを浮かべていた。

 ノインは、初めて見るベリルの格好に新鮮な気持ちになる。

 今まで想像が付かなくて、考えると違和感しかなかったのに、こうして見るとむしろ似合っている。

 どこかに向かうベリルの背中をノインは追った。

 いくつものテントが立ち並ぶなか一際(ひときわ)、大きな側面の無いテントに入っていく。

 ノインもその後に続くと、1人の男に何か話しているようだった。