黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「! 美味しいっ」

「…ホントだ」

「それは良かった」

 そう発して2人に微笑んだベリルに、ノインはハッとする。

 あたしは免疫がついてるけど麗奈は──思いながら麗奈を見やると、予想通りベリルの笑顔に腰砕けになっていた。

 自覚無く女たらしてんじゃないわよ……ノインは頭を抱える。

 でもベリルがケーキ作ってる姿は、あんまり見たくないわね。とノインはフォークを噛みながらベリルを見つめた。

 ああ、でも有りかな。なんか、可愛いかも。