黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「ケーキは嫌いかね?」

 2人同時に目を丸くされ、ベリルはやや眉をひそめる。

 そういう意味で見たワケじゃないんだけど、と女たち2人は顔を見合わせた。

「食べるかね」

「はーい」

 麗奈は嬉しそうに手を挙げて足早にリビングに戻っていった。

 ノインは、ベリルに笑顔を見せて麗奈の後を追う。

 豪華に飾られたチョコレートケーキと、ハーブティの香りがリビングに充満した。

 2人は、ケーキにフォークを立てる。