「! 待て! ──!?」

 呼び止めて、ノインはハッとした。

 似てる、写真や近くからでは解らなかったけど……誰もいなくなった店で、ノインは呆然と立ちつくす。

「凄く、似てる」

 今までにない鋭い瞳が宙を睨み付けた。

「あたしの友達を殺した奴に」