黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「ふーん」

 ホントにファンタジーな存在なんだなぁ……ノインは改めてベリルを眺めた。

 ああでも、これって科学よね。そう考えると、限りなくリアルなのかな?

「あ、そういえば」

 ノインは自分の銃をベリルに突き出す。

「一発目、何を入れたのよ。変な音がしたわよ」

「例の物質を少量にして詰めておいた」

「はぁ!? ちょっ、ちょっと! なんてコトすんのよ」

 声を張り上げるノインを意に介さず周囲を見回し、1人残した男に近づき目線を合わせるようにしゃがみ込んだ。

「知ってる事を話してもらおう」

 視線を泳がせた男に左の人差し指を立てる。