黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「なんていうか。あの目がスッゴク綺麗でさ」

 やっぱり、最初はみんな目の色に惹かれるのね。

「緑の目の人なんて一杯いるけどさ。なんか、神秘的っていうか~」

「そうね」

 ノインは、複雑な心境で麗奈の言葉を耳に流す。

 こんな感覚は初めてだった──ベリルが注目を浴びるのは気持ちが良いけど、なんでだろう胸が痛む。

 キリキリと痛んで、女の子に囲まれてるベリルを見ると、なんだか無性に寂しい気分になる。