黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「!」

 彼女のおしゃべりを聞き流しながら歩いていると、前からベリルがこちらに向かってくるのが見えてノインは慌てた。

 ヤバイ、彼女をどうにかしないと! ここで話しかけられたら怪しまれちゃう。

 そんなノインの様子を察したのか、ベリルは道を曲がった。

 ノインはホッと胸をなで下ろす。

「どしたの?」

「なんでもない」