黄昏の彼方~碧き蠱惑のミューゼ~

「ガードを付けるよりは良かろう」

「そういう問題じゃないわよ!」

 あんたが来たら絶対、女子大生が騒ぐに決まってんだから!

 “25歳”で先生よ? さらに騒がれるじゃないっ!

「?」

 ベリルは、どうにも複雑な表情で黙り込んでいるノインに首をかしげた。

 そんなベリルに苛立ったノインは、言い聞かせるようにゆっくり口を開く。

「いい? 狙われてるのはあんたなのよ。あの『物質X』を使われないとも限らないんだから」