朝──

「えええええっ!? 一緒に大学に行くですってぇ!?」

 ノインは、素っ頓狂な声を上げてベリルを凝視した。

「そちらは生徒、私は先生」

 おたまで示す。

「ばっ、馬鹿なこと言ってんじゃないわよ!」

「情報が得られないのだ、仕方なかろう」

 しれっと発したベリルに、

「仕方がないからって、なんであんたまで大学に行くのよ!」

 キッチンテーブルをバンバン平手で叩きまくる。