「アルバイト……?」

 眉間にしわを寄せる。

「お前は人の命をバイトで消すのか」

「大学に行くお金が無くなっちゃって」

 普段、あまり感情を見せないベリルが眉をひそめた。

 その隙を突いて女は素早く抜け出し、鋭い眼光を放つ──まだ闘う気だ。